ダイワのフィールドテスターの山本典史さんの本で書かれていたFGノットが簡単そうだったので、実際に結んでみたのですが、何度もすっぽ抜けました。
数十回FGの簡単なノットを結んでみると、スッポ抜けない方法のコツがつかめたので記事にしています。
調べてみると、「簡単FGノット」「簡易FGノット」と呼ばれているものでした。
では実際に結んでみましょう。
簡単FGノット結び方
【順序1】
ロッドを脇に抱えながら、PEラインの片側を口に加え、ラインを張った状態にします。
PEラインに結ぶフロロラインをPEラインに対して直角にし、15cm程度右端を出した状態でフロロラインを上から右向こうへ回します。
【順序2】
向こう側から手前にラインをクロスさせます。
【順序3】
フロロラインのテンションを保ったまま、PEラインを少し緩めると図のように編み付けられます。
【順序4】
結び目を指でソフトに押さえながら、手前側も同様に上から手前下へフロロラインを回して、上側向こうへラインを回転させます。
【順序5】
順序3と同様にフロロラインのテンションを保ったまま、PEラインを若干ゆるめるとPEラインが図のように編み付けられます。
【順序6】
イメージとしては「八の字」を描くように上下にクロスさせます。
【順序7】
順序1から順序5までを10回から15回繰り返すと図のようになります。
一回、一回ていねいに締め込みながら編みつけるのがコツです。
【順序8】
PEライン本線とフロロ端を束ねて、ハーフヒッチを軽く1回。
【順序9】
フロロラインとPEラインの編みつけ部分に唾液を湿らせてから締め込みます。
素手で締め込むとケガをしやすいので、専用の締め込みリングを使うと確実に締め込め、手も痛くありません。コインロープ付きなので無くす心配もありません。
【順序10】
更にハーフヒッチを4回繰り返します。
合計5セットです。
ハーフヒッチは上側と下側に輪っかを作るのを交互にするのが鉄則です。
ハーフヒッチの正しい結び方の動画
【順序11】
フロロラインの端にハーフヒッチで締め込みます
【順序12】
ハーフヒッチで3回閉めこんだら、両端の端をギリギリでカットします。
簡単FGノットがスッポ抜ける原因
【失敗例】
図では少しわかりにくいのですが、順序1から5までの編み込みをゆっくりしてみると結びはきれいにできるのですが、全てスッポぬけました。
編み込んでいくので始めからゆるくすると、最後に締め込んでも前半部の締め込み部まで力が伝わないためしょう。
【成功例】
全ての編みこみをキュッと締め込みながらFGノットを組むと、まったくスッポ抜けることはなかったです。
適度に一つ一つゆるく締め込むと最後の締め込みで締め込み量が多くなるのでPEラインの付け根が擦り切れて細くなる場合もあったので注意が必要です。
FGノットの結び方のまとめ
- FGノットの方法はリーダーに対して8の字で編んでいくイメージ。
- 一回一回丁寧に締め込みながら、編んでいくとスッポ抜けは防げます。
- ユニノットは上から下からと声を出しながら編んでくと間違えにくい。
- ユニノットも一回一回きつく締め込むこと。