チヌのフカセ釣りにおいてマキエはポイントの次に重要です。
チヌは海底のエサを食べているので海底にマキエサが届くように作らないといけません。
海底にマキエが効くように作るには粘りが重要になります。
マキエに粘りが出たかどうか、水分量の目安のコツを紹介します。
チヌのマキエの中にはムギや、コーンを乾燥させたものが多く入っています。
多くの方はその日にオキアミとマキエを混ぜて、チヌ釣りをすると思いますが、その日に作ったのでは、コーンやムギに水分を吸わすことが出来ません。
ムギやコーンが水分を吸っていないと、沈みにくかったり、下手をすれば浮いているものまであります。
これではチヌに魅力的な撒き餌にはならないので、チヌの撒き餌は前日に作っておくことをオススメします。
チヌのマキエを前日に作ることによって、粘りが出やすく、ムギやコーンは十分に水分を吸う時間がたっぷりあるので、マキエサとして100%の効果を発揮できるようになります。
では、作り方の紹介をどうぞ!
準備するもの
- プラ舟またはエサバッカン(プラ舟がベスト)オキアミ3kg
- 【釣りエサ】【マルキュー】ニュー活さなぎミンチ激荒/荒 ≪750g入≫
- シマノ コマセミキサー(めっちゃ使いやすい)
- ナンバー湾チヌ(高比重系マキエ)
- 白チヌ(濁り拡散系マキエ)
半解凍オキアミを準備します。
サイズはMサイズがいいでしょう。
オキアミの半解凍の理由はカットがしやすくなるからで、完全解凍をしてしまってはオキアミを細かくミンチにできないからです。
バッカンに半解凍のオキアミを入れ、コマセミキサーを使って細かくカットします。
釣具屋で解凍のオキアミを買ってきます。
半解凍になるまで放置します。
季節やオキアミを放置する場所によって時間は変わりますが、日陰で気温15℃程度で4時間程度です。
地面の温度は暖かかったり、気温が高ければ、半分の時間で半解凍になることもあります。
コーンとサナギが激荒でミンチになった【釣りエサ】【マルキュー】ニュー活さなぎミンチ激荒/荒 ≪750g入≫を半解凍にしておきます。
チヌのフカセ釣りでは、活きさなぎミンチ激荒は必ず入れるようにしてくださいね。撒き餌の値段が高くなってしまいますが、ここをケチってしまうと釣果にも差が出てきます。
コーンやさなぎを荒く潰しているので、エサ取りが多いときに、この活きさなぎミンチ激荒に入っているコーンやさなぎをサシエとして使うこともできます。
コーンやさなぎはエサ取りにめっぽう強いのでチヌ釣りでは必需品の餌取り対策に必須のエサです。
オキアミと激荒をバッカンに入れます。
ここでもなるべく細かくスライスしながら、まぜていきましょう。
細かくスライスするためには半解凍の状態が簡単です。
なるべくオキアミの原型を残さないのがベストですが、半分程度はオキアミの状態で残ってしまいます。
ここでゴム手袋を使って練りこめばベストです。
高比重計のマキエを準備します。
今回はナンバー湾チヌです。チヌパワー日本海や瀬戸内チヌでもOKです。
バッカンに全て入れて、底からきれいに混ぜます。
バッカンでは混ぜにくいのでプラ舟が便利ですね。
次回は買おうと思います。1000円程度と安いので・・・
保管する場所が問題なので迷ってしまいますね。
5分程度混ぜたらこんな状態です。
バッカンでは4隅をきれいに混ぜるにはマゼラーよりも手で混ぜたほうが混ざります。
バッカンの四隅には必ず混ざっていない状態で残っています。必ず確認を
濁りを出す白系のマキエです。
白チヌが一番好きで多用しています。
撒き餌を巻いた時に白い筋になるので、潮の流れが確認できるのが、僕が白チヌを多用する理由です。
MPが配合されているので、強力な集魚力があります。
白チヌ全てバッカンに入れます。
4隅に粉の混ぜ残しがないようにキレイに混ぜます。
ここでの撒き餌を混ぜるのは、冬でも汗をかくほど結構重労働です。
丁寧に丁寧に混ぜてくださいね。
全て、混ぜたら、ここで必要量の水を準備します。
一気に水を入れてしまわずに3~5回程度に分けて入れましょう。
ベシャベシャにならないようにするためです。
ここでていねいに練り込みましょう。
適度な水分量はベシャベシャでなく、軽く握ればダンゴになるようにします。
初めは少なめ水分量な感じが良いでしょう。しばらく作った撒き餌を使ってみて、少ないと感じたら水を少しだけ加えて調節もできるのだが、はじめ方多くの水を加えてしまうと、取り返しのつかない状態になってしまうことになってしまいますよ。( 僕は一度経験済み (T_T) )
1mの高さからダンゴを落としても割れなければ、OKです。
割れるようであれば、練り足らないか、水分不足です。
少し画像だけではわかりにくいと思うので、遠矢国利さんの餌作りの動画を見てください。
遠矢さんのチヌ釣りの動画はとても参考になるので、見てくださいね。僕の練りエサの作り方とは違うのですが、僕のやり方のほうが水分量が間違いにくいのでいいと思います。最後にオキアミを入れるのは撒き餌の作り方を難しくしていますね。
チヌのフカセ釣りの撒き餌の作り方 まとめ
- 活さなぎミンチ激荒は必ず入れましょう。釣果に影響します。
- 重量系の配合エサと煙幕系の配合エサを水深に合わせて配合する。
- 粘りが出るように手で混ぜるようにしましょう。